多国籍かつ不特定多数のサイバー犯罪集団からデジタル資産を守ることはほとんど不可能なことのようにも思えますが、実際は、マルウェアの大多数は、極めて単純かつ古典的な手法により生成されているのが実態です。それ故、マルウェアの生成手法を踏襲し先回りして対応することで、サイバー犯罪の被害を大幅に低減することが可能です。

特に近年は、スマートフォンに特化したマルウェアが数多く現れており、感染端末を経由して任意のサイトにアクセスされるという被害も急増しています。

私たちは、マルチデバイスに対応可能な遺伝的アルゴリズムを活用したマルウェアの研究・開発を通じて、次に生まれることが予想されるマルウェアのリストを開示すると共に、それらに対応するセキュリティパッチの配布をおこなっています。